甘酒のお祭り紹介
大原神社 甘酒祭
古く「大原志(おおばらざし)」と俳句の季語にも詠まれた大原神社はこの地方の安産信仰をつかさどる神社としてたくさんの人々が参拝に訪れています。
仁寿2年(852)に創建され、累代藩主の庇護を受け公卿諸侯の尊崇を仰ぎ、とりわけ綾部藩主九鬼侯の崇敬篤く、現在の広壮なる社殿は寛政8年(1796)に再建されたものです。
拝殿唐破風の「龍の丸堀り」等の彫刻は見ものです。京都府有数の絵馬を所蔵する芽葦の絵馬殿とともに京都府の指定文化財に指定されています。
大原神社の節分祭は全国的にも珍しい、「鬼は内、福は外」という一般と反対の掛け声で有名です。一説によると、江戸時代の藩主が『九鬼氏』であったため、鬼を追い出すのはまずかろうと言い換えたのだとか。
2月3日の節分祭では、鬼に豆をぶつけ境内に追い込み、改心した鬼は福の神となって参拝客に甘酒やお菓子が振る舞われます。
- ■開催日
- 2月3日
- ■開催場所
- 京都府福知山市三和町大原鎮座