味噌は人間の力ではなく自然
の力でできあがるもの。
味噌は人間の力ではなく自然の力で
できあがるもの。
マルコメ株式会社 商品開発課
市川 広海
マルコメで35年、味噌をつくり続けています。
通称「プラント」と呼ばれる、工場の一角にある試作·研究スペースが彼の仕事場です。
市川はここでつくった味噌を品評会に出品し、2年連続農林水産大臣賞を受賞しました。
「評価をしてもらえるに越したことはないが、一番は美味しい味噌をつくること。」それが彼の信念です。
「おいしい味噌をつくるには、どうしたら良いかを考えるのが、すごく楽しくておもしろい。」と語っています。
元工場長 52年間勤務
傳田 修一
入社当時の傳田は、「味噌は、五感を働かせてつくる。」と学びました。五感を使って、味噌づくりを覚えて行きました。
部屋の入口に行けば、まるで「味噌が呼んでいる」ように、味噌の熟成具合がわかるそうです。
マルコメ株式会社 技術伝承室
井合 実
生産に情熱を燃やした、最年長の現役社員です。
職人の五感で行う味噌づくりを、そのままのおいしさで大量生産へ移行させた立役者です。
料亭の味の出荷が増えて、100トンタンクで生産することになったことで、中の味噌が見られなくなってしまいました。
昔は小さいタンクなので、熟成度合いが見えたのですが、中が見えなくても熟成を管理するプログラムをつくりました。それは、現場で味噌と長く向き合ってきたからできたのです。
1979年頃の写真