心ほっこり甘酒探究。
夏の味方!甘酒×フルーツの美しくなるレシピ。
2016/07/22
夏の味方!甘酒×フルーツの美しくなるレシピ。
心ほっこり甘酒探究。
2016/07/22
飲む点滴とも呼ばれ、江戸時代から夏の栄養ドリンクとして親しまれてきた甘酒。様々な栄養素をバランスよく含み、そのまま飲んでも熱中症対策におすすめな飲み物ですが、フルーツと組み合わせたアレンジ術を、栄養士でフードコーディネーターの藤岡操さんに教えてもらいました。
「米糀を使った甘酒に含まれるブドウ糖とフルーツに含まれる果糖は、熱中症対策にぴったりです。疲れ気味の人、そしてスポーツをする方にもいいですよ」
甘酒とフルーツの組み合わせは、美容面でも効果的。バナナなどに含まれるオリゴ糖や食物繊維は、腸内環境を良好に維持させる働きがあるといわれ、お肌も元気に。
今回はマルコメの『甘酒』を使って、簡単に作れる3つのレシピをご紹介します。
スイカやキウイなどの果肉と甘酒を使った『甘酒フルーツアイスキャンディー』は、暑い夏に嬉しいスイーツ。フルーツに含まれるカリウムは水分代謝を促し、むくみ解消にも効果的です。
「ビタミンCは加熱には弱いものの、凍らせる場合は壊れません。冷えが気になる人は、少しおろしショウガを加えるのもおすすめ。アイスキャンディにするのが面倒ならジェラートにしてもいいし、製氷皿にフルーツと甘酒を入れて凍らせるだけでもいいですよ。フルーツもパイナップルや冷凍ベリーなどお好みでどうぞ」
『グレープフルーツとレーズンの甘酒ミントパフェ』は甘酒&ヨーグルトにレーズンを漬けたソースを使い、手軽でさっぱり。グレープフルーツの酸味と清涼感のあるミントの香りが甘酒の甘みを適度に抑え、飽きずに食べられる一品です。グレープフルーツの香りや苦み成分には食欲を抑える作用があり、夏太り対策にも。
「ヨーグルトでタンパク質補給もでき、栄養バランスがよいので、朝食やブランチにも。ソースは季節の果物にかけたり、パンに塗ってもおいしいです」
ベトナムの冷やしぜんざい風の『バナナと甘酒の冷たいチェー』は、バナナと大豆にビタミンB群が多く含まれているので、疲労回復に効果的。
「甘酒は一度だけではなく、続けることが肝心。朝食やおやつにしたり、ちょっと身体が重いなと感じた時にとったり。身体のリズムに合わせて、気軽に取り入れるといいと思います」
【材料(作りやすい分量)】
スイカ……適量(1カットぐらい)
キウイフルーツ……1個
【A】甘酒……250ml、砂糖…大さじ2
【作り方】
①スイカは種を除き、果肉を1cm角に切る。キウイフルーツは皮を剥いて1cm角に切る。
②ミニ紙コップなどに①を入れ、果肉に使い捨ての木製マドラーを刺してコップの真ん中に立て、よく混ぜ合わせた【A】を注ぎ入れる。マドラー部分に穴を開けてラップをかけ、冷凍する(マドラーが長い場合はキッチンばさみでカット)。
*砂糖の量はお好みで調整を。
*ジェラートにする場合は、甘酒と絹豆腐をビニール袋に入れて揉み、フルーツと混ぜて凍らせると滑らかに。カチカチになったら少し解凍して軽く揉むとよい。
【材料(2人分)】
グレープフルーツ……1/2個
【A】甘酒……50ml、プレーンヨーグルト……1/2カップ、レーズン・クランベリーなどのドライフルーツ……大さじ1(約20g)
グラノーラ……適量
ミント……適量
【作り方】
①保存容器に【A】を入れてよく混ぜ、ひと晩以上冷蔵庫でおく。
②グレープフルーツは皮を剥き、果肉を取り出す。
③器にグラノーラ、グレープフルーツを盛って①をかけ、ミントをたっぷり添える。
【材料(2人分)】
甘酒……1~2本(125~250ml)
バナナ……1本
ゆで大豆……1/2カップ
ピーナッツ……約10粒
【作り方】
①バナナは皮を剥き、スライス4枚を別にして耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて電子レンジで30~40秒ほど加熱してフォークなどで潰す。
②グラスに①、大豆を入れて甘酒を注ぎ、バナナのスライス、砕いたピーナッツをのせ、混ぜながら食べる。
*夏は冷やして、冬はホットでどうぞ。
〔使ったのはコチラの甘酒〕
原材料は、米、米糀、食塩のみ。米糀の分解酵素の働きで、米・米糀由来のやさしい甘さが広がる。“スーパーフード”と呼ばれるほど栄養豊富で、適度な塩分を含んでいる甘酒は、夏場の水分補給にもおすすめ。
フードコーディネーター
フードコーディネーター
出版社勤務を経て独立。栄養士の知識を生かし、編集者として雑誌のダイエット企画やフードカタログを中心に編集、執筆に携わる。
フードコーディネーターとしてもレシピ作成、料理、スタイリングと幅広く活動中。