絶品！　味噌おにぎりアレンジレシピ。

万能調味料の味噌はおにぎりとの相性抜群！

　子どもから大人まで万人に愛されるおにぎり。今回は味噌を使ったレシピを料理家のスズキエミさんに教えてもらいました。スズキさんは子どもの頃から日常的に味噌おにぎりに親しんでいたとのこと。

「ちょっとお腹が空いたなと思ったら味噌おにぎり。塩むすびにして海苔を巻くよりも、ごはんを握って味噌を塗るだけなので簡単なんです。味噌って完成されている調味料だからそれだけでおいしい。子どもの頃からの定番のおやつです」

　味噌おにぎりは息子さんも大好きで、味噌とチーズをのせて焼くというのがお気に入りの食べ方。梅と味噌の組み合わせも相性がよく、みりんで甘みを足すとさらにワンランク上の味噌ダレに。

「私の祖母は、たくあん、味噌、砂糖を炒めたあぶら味噌をおにぎりの具にしていて、それも大好きでした。水で戻したドライいちじくと味噌、みりん、砂糖を炒めたものとチーズをおにぎりにのせて食べてもおいしい。いちじく味噌は小さめのおにぎりにのせて、下に大葉を敷くと、おもてなし料理にもなると思います」

　塗るだけはもちろん、焼いたり、混ぜ込んだりと幅広く楽しめる味噌とおにぎりの組み合わせ。ほかほかと香ばしい焼きおにぎりはこれからの季節に嬉しく、満足感もたっぷり！　ただし、焼く時にはちょっとしたコツが必要です。

「今回ご紹介するくるみ味噌など少し固めの味噌ダレをおにぎりに塗る場合は、米がボロボロと崩れてしまいがちなので、塗る前におにぎりの表面を軽く焼いておくといいですよ。香ばしさも出ますし、甘味噌は焦げやすいのでさっとあぶる程度でかまいません」

　焼き網を使う場合は網をしっかりと熱しておくことで、味噌が剥がれにくくキレイな仕上がりに。フライパンで焼く際はひっくり返すタイミングが重要で、トングなどでおにぎりに軽く触れ、動かなかったら焼き上がってない証拠。焦げやすいので弱火の方が時間は多少かかるものの、失敗しにくいのでおすすめです。小腹が空いた時のおやつから食事、そしておもてなしまで。アレンジ豊富な味噌おにぎりを楽しんでみてください。

スズキエミさんの味噌おにぎりレシピ。

＜味噌バターおにぎり＞

【材料（2個分）】
ごはん…茶碗軽く2杯
味噌…適量
バター…8g

【作り方】

① ごはんを握り、味噌を両面につける。

② フライパンを熱してバターを入れ、溶けたら①を加え全体に焦げ目がつくまで焼く。

＜味噌くるみおにぎり＞

●味噌くるみ

【材料（作りやすい分量）】
くるみ…30g
(a)味噌…大さじ3　砂糖…大さじ2　みりん…大さじ2

【作り方】

① くるみは乾煎りし、粗く刻む。(a)を鍋に入れて弱火にかけ、よく混ぜ合せ照りが出てきたら、くるみを加えざっくりと混ぜ、火を止める。

●味噌くるみおにぎり

【材料（2個分）】
ごはん…茶碗軽く2杯
味噌くるみ…適量

【作り方】

① 焼き網を熱して、握ったごはんをのせ、両面が乾くまで軽くあぶる。

② ①に味噌くるみを塗り、さらに焼き網を熱して、両面に焦げ目がつくまで焼く。

＜鶏味噌ひじきおにぎり＞

●鶏味噌ひじき

【材料（作りやすい分量）】
芽ひじき…3g
鶏ひき肉…100g
生姜…1片
味噌…大さじ2
太白ごま油…大さじ1

【作り方】

① 芽ひじきは水（分量外）で戻し、ざるに上げて水気をよく切り、生姜はみじん切りにする。

② 熱した鍋にごま油を入れ、ひき肉と生姜を加えて色が変わるまで炒める。
そこに①のひじきを炒め合わせ、味噌を加えて全体に馴染ませる。
汁気がなくなったら火を止める。

●鶏味噌ひじきおにぎり

【材料（2個分）】
鶏味噌ひじき…大さじ1
ごはん…茶碗軽く2杯

【作り方】

① ごはんの中に鶏味噌ひじきを混ぜ込み、握る。

使ったのはこちらの味噌

『プラス糀 無添加 糀美人』

国産米を100％使用した無添加の味噌。米糀を贅沢に使い、味噌本来の甘みと奥深い旨味が楽しめます。