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発酵を訪ねる
頼れる「街のでんきやさん」を目指して―KURA_THINKが提案する新しいライフスタイル
2019/02/14
発酵を訪ねる
2019/02/14
2019年1月18日に開催されたKURA_THINKのセミナーのテーマは「甘酒」。講師として、マルコメ株式会社広報宣伝課の発酵マイスター・尾田春菜が登壇しました。この日参加したのは全員女性。中には、赤ちゃん連れのママもいらっしゃいました。
まずは、尾田から発酵の考え方や、甘酒の特徴などについての紹介がありました。一口に甘酒といっても、その種類は米麹から作られた物と、酒粕から作られた物の2種類。酒粕を原料とした甘酒は、わずかながらアルコール分が残るほか、味を調えるために砂糖を加えています。一方の米麹から作る甘酒はアルコール0%。麹に含まれるブドウ糖の働きによって、砂糖を加えずとも自然な甘みが出るのが特徴だといいます。
この違いは甘酒の風味にも表れていて、実際にその2つを飲み比べてみた参加者の方々も驚いた様子でした。
続いては、いよいよ甘酒づくりの実演です。今回使用したのは、パナソニックの「ホームベーカリー SD-MDX101」。この機種には40種類のオートメニューが搭載されており、その中には甘酒も含まれています。
作り方も簡単で、ご飯とお湯をかき混ぜた後、マルコメの「プラス糀 甘酒用国産米 米こうじ」を加えてさらに混ぜたら、本体にセットしてスイッチを押すだけ。この手軽さに、皆さん驚きを隠せません。とはいえ、「ホームベーカリーがなくても作れる?」というお客様からの質問もあり、炊飯器の保温機能や魔法瓶を使っての湯煎、甘酒メーカーで作る方法も紹介されました。
そして、あらかじめ作っておいた甘酒を試飲してみると、「おいしい!」の声が続出。事実、ホームベーカリーを使うことで、発酵中は常に甘酒が撹拌されているという、マルコメの甘酒の製造法に近い状況が生まれるため、口あたりが滑らかな甘酒が完成するそうです。
その後も甘酒を使ったアレンジ料理の実演のほか、質疑応答の時間が設けられ、参加者の皆さんが積極的に質問する場面も。
「お肉を甘酒に漬けた状態で冷凍保存をすると、お肉がやわらかくなるだけでなく冷凍焼けも防げる」
「毎日飲むのはたいへんという方は、料理に使っても。お砂糖の代わりに甘酒を使うことでヘルシーになる」
「甘酒を冷凍する際は、製氷器に入れておくと使うときに便利」
といった暮らしに役立つ情報の数々に、参加者は熱心にメモをとりながら聞き入っていました。
こうして、予定の約1時間はあっという間に終了。この日のセミナーは幕を閉じました。
KURA_THINKでは、こういった食にまつわる催しのほかにも、美容や健康関連の企画が日々行われていますので、ぜひ公式サイトでチェックしてみてくださいね。
マルコメ株式会社 尾田春菜が登場する記事はこちら
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