大湯みほのぬか漬けロマン

Vol.9 野菜ときのこをたっぷり入れて!
「秋色ぬか漬け鮭ホイル焼き」

2019/10/03

Vol.9 野菜ときのこをたっぷり入れて!「秋色ぬか漬け鮭ホイル焼き」
Vol.9 野菜ときのこをたっぷり入れて!「秋色ぬか漬け鮭ホイル焼き」

こんにちは。ぬか漬けマイスターみほです。
空気が秋色に染まっている今日この頃。食欲の秋ということもあり、つい食べすぎてしまいがちですが、しっかりとバランスの良い食生活を心掛けてくださいね!
今回もぬか漬けを使ったヘルシーなアレンジレシピをご紹介したいと思います。

秋色ぬか漬け鮭ホイル焼き

  • [材料](2人分)
    鮭ぬか漬け2匹(ジッパー付き保存袋などに鮭を入れた上で3~4時間漬けた物)
    玉ねぎぬか漬け2分の1個(1日漬けた物)
    にんじんぬか漬け4分の1本(1日漬けた物)
    じゃがいもぬか漬け2分の1個(皮付きのまま、軽く茹でて粗熱を冷まし、水を切ってから1日漬けた物)
    しめじぬか漬け1パック(ぬか床から取り出しやすいように三角コーナー用のネットなどに入れて1日漬けた物)
    レモンスライス2切れ
    バター20g
    塩こしょう少々
    万能ネギ適宜
  • [作り方]
    1. ぬか床からすべての材料を取り出す。ぬかは洗い流さずに、軽く拭き取る程度でOK。
    2. 玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを各1cm程度に切る。
    3. ホイルにすべての材料を並べ、塩こしょうを振る。レモンスライスとバターを載せたらしっかりホイルを閉じる。
    4. フライパンに(3)を載せ、蓋をする。弱火で13~15分蒸す。
    ※オーブンの場合は天板に(3)を載せて、180℃で15~18分程度蒸す。
    5. 仕上げに万能ねぎをかける。

「鮭もぬか漬けにするの?」と思う方がいるかもしれませんが、旨みが増しておいしいんですよ!玉ねぎのぬか漬けも、蒸し焼きにすることで、生では味わえない感動があります…。
ぬか漬けにしているので、塩こしょうは控えめに。

また、焼いたり炒めたりすると洗い物が増えてしまいがちですが、ホイル焼きだとほとんど洗い物が出なくて調理も楽ですよね!ぜひ、ご家庭で作ってみてください。

みほが答える!
ぬか床のお悩み質問コーナー

この連載では、よく質問されるぬか床の管理方法や、ぬか漬けと上手に付き合っていくための裏技など、ぬか漬けにまつわる事柄をご紹介しています。ぬか床を持っている多くの方が気になっていることばかりなので、きっと役に立つと思いますよ!

<よくある質問1>

夏場に冷蔵庫保存していたぬか床を取り出したら、色とにおいがおかしくなっていたのですが、もうダメですか?

A.
「ダメになった!」と思うのはまだ早いですよ。次のことを試してみてください。

■ステップ1
まずは、ぬか床の表面の様子を見てみましょう。
表面に白いカビのようなものがついていたら、それは酵母菌の一種である「産膜酵母」といわれるもので、カビではありません。少しの場合はそのままかき混ぜてOKですが、多めだとにおいの原因にもなるので、白くなっている部分をすくって取り除いてください。

一方、表面が白ではなく、赤や黒になっている場合はカビです。こちらも、おたまなどを使って上から2cmほど取り除いてください。

■ステップ2
表面をチェックしたら、ぬか床の水分量を確認しましょう。耳たぶの硬さをイメージして、その硬さになるまで水を足し、塩を小さじ2程度足してあげましょう。

なお、カビが大量に発生していて、すくった部分が多い場合は、
・炒りぬか 200g
・塩 大さじ1
・水
を足してみてください。

長いあいだ冷蔵庫保存をしていると、ぬか床は一時的に乳酸発酵がストップしているのに近い状態になっているので、まずは常温に戻して、下から上に呼吸を取り戻してあげるように優しくかき混ぜてください。
何日か続ければ、まるで息を吹き返したかのように、少しずつ色が変わって香りも良くなってくるかと思います。

なお、カビが大量にあった場合は、炒りぬかを足した分、ぬか床をスタートしたときに行う「捨て漬け(※)」を1週間程繰り返してください。

※捨て漬けについては以下の記事をチェック
Vol.1 愛情込めて育てよう!
みほ流「ぬか床」の作り方

<よくある質問2>

思ったようにぬか漬けの味が落ち着きません。どうしたらいいでしょうか?

A.
アミノ酸が豊富なキャベツの芯や葉っぱを多く漬けてみてはいかがでしょうか?少しマイルドになると思います。
また、旨み成分がある干ししいたけや干しえびなどを漬けるのもおすすめ。取り出したそれらもおいしく召し上がることができますので、一石二鳥ですよ。

それから、もし周りに年代物のぬか床を持っているご家庭があれば、そのぬか床を少しでいいのでお裾分けしてもらうのも手。年代物のぬか床は、とても落ち着いている味になっていることが多いので、ご自身のぬか床に入れると味がなじんでくると思いますよ!

皆さんが育てたぬか床が、明るく楽しい食卓の彩りの一助となりますように。また、次回をお楽しみに!

大湯みほ(おおゆみほ)さん

大湯みほ(おおゆみほ)さん

大湯みほ(おおゆみほ)さん

1981年生まれ。お笑いコンビ「チェリー☆パイ」での活動などを経て、祖母のぬか床を受け継いだことをきっかけに「ぬか漬け芸人」「ぬか漬けタレント」として本格的に始動。全国でぬか漬けにまつわるワークショップを開催するほか、テレビやラジオなどのメディアに出演してぬか漬けをPR中。2014年には初の著書「カラダいきいき!におわないぬか漬けレシピ」(SPACE SHOWER BOOKS)を発表している。

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