大湯みほのぬか漬けロマン
Vol.12 ツルッと召し上がれ!
「彩り野菜ぬか漬け水餃子」
2020/04/02
Vol.12 ツルッと召し上がれ!「彩り野菜ぬか漬け水餃子」
大湯みほのぬか漬けロマン
2020/04/02
皆さんこんにちは、ぬか漬けマイスター大湯みほです。
春になると、フレッシュな気持ちで新しいことにチャレンジしてみたい!そんな方も多いのでは?この機会にぜひ、ぬか床づくりにトライしてみてはいかがでしょうか。
ポカポカ陽気の春は、ぬか床づくりに適した時期といえます。春野菜など旬の食材を漬けて、生で食べるのとはまた違う旨みが引き出されて、とってもおいしいですよ!
さて、今回もぬか漬けを使った手軽に作れるアレンジレシピをご紹介します。
一般的な水餃子よりも、野菜の種類を多くしてみました!大根やにんじんのぬか漬けを入れているので歯応えも良く、さらにさっぱりとしているので、お箸が進みますよ。
お肉も鶏挽き肉を使用してヘルシーに仕上げているので、ダイエット中の方も罪悪感なくいただけるかも!?…とはいえ、食べすぎには注意です!!
ここでは、私がよく質問されるぬか床を管理するにあたってのお悩み事例をご紹介していきます!
<よくある質問1>
食材を、この連載のレシピにあるとおりの漬け時間で取り出したのですが、調理してみたらぬか漬けの味があまりしませんでした。なぜでしょうか?
A.
レシピに記載している食材の漬け時間は、あくまでも目安です。各ご家庭でぬか床が置いてあるのが「冷蔵庫管理なのか」「湿度がどのくらいなのか」といった環境によって、漬け時間は変わってきます。室温も変わる夏と冬で、漬かる時間が全然違うのと同じですね。
そのため、レシピに記載している漬け時間は「参考」にしていただき、調理前に一度ぬか漬けを味見してみるといいと思いますよ!
<よくある質問2>
きゅうりは上手に漬かるのですが、大根やなす、たまねぎを漬けたときは、味が全体に染み込んでいない場合があります。
A.
とても良い質問ですね。きゅうりは初心者でも簡単に漬けられる食材だと思うのですが、大根やなす、たまねぎを漬ける際にはコツがあります。
大根を全体に味が染み込むように漬けるには、皮をむいてカットする際に、10cm幅くらいのサイズに切ってから縦半分にしましょう。その後、しっかり塩もみをするのがポイントですよ。
なすも、縦半分に切ってから塩もみをすると、味が染み込みやすくなります。色落ちしやすいので、ミョウバンを少しぬか床に入れると色落ち防止になりますよ!
たまねぎは、漬け時間がほかのお野菜よりもかかります。より時短で漬けたい場合は、なるべく小さいサイズにカットして、さらに表面に切れ目を入れるといいですよ。こちらもしっかり塩もみするのをお忘れなく!
花粉症で大変な方もまだいる季節。ぬか漬けを食べて、すこやかな毎日をすごしましょうね。
1981年生まれ。お笑いコンビ「チェリー☆パイ」での活動などを経て、祖母のぬか床を受け継いだことをきっかけに「ぬか漬け芸人」「ぬか漬けタレント」として本格的に始動。全国でぬか漬けにまつわるワークショップを開催するほか、テレビやラジオなどのメディアに出演してぬか漬けをPR中。2014年には初の著書「カラダいきいき!におわないぬか漬けレシピ」(SPACE SHOWER BOOKS)を発表している。