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発酵を訪ねる
家族のように人を癒やす。
実身美(サンミ)の酵素ドレッシングと実のあるご飯
2022/05/19
発酵を訪ねる
2022/05/19
今日も元気そうで良かった――自然食カフェ、実身美(さんみ) 大手町店の店長である伊藤祐理子(いとうゆりこ)さんは、常連客の顔を見るとホッとするといいます。三食のうちの一食でも実身美で食事をしてくれたら、その人の健康づくりに少なからず貢献できていると思うからです。
心配なのは、家での食事のこと。できれば、自宅でもバランスのとれた栄養ある食事をとってほしい――体に不可欠な酵素を手軽に、かつ十分にとることが期待できる酵素ドレッシングには、家族を思う母の祈りに似た、実身美スタッフの思いがこもっています。
お取り寄せ商品として注目を集めている酵素ドレッシングと、実身美の料理のおいしさの秘密とは?
駅直結の実身美 大手町店は、大阪府の京橋、阿倍野、心斎橋をはじめ、沖縄にも店舗を展開する実身美の、関東唯一の店舗です。窓からこぼれる灯りを目指して進むと、無機質で近代的な駅と好対照の素朴で温かな店がそこにありました。
迎えてくれたのは、店長の伊藤さん。食べる人の健康を願う実身美のお料理に惹かれ、入社したそうです。
「実身美は、代表の大塚三紀子が体調を崩した際、食生活を見直すことで復調した経験をもとにスタートしたお店です。『実』のある仕事をすること、『身』体に良くて、『美』味しい食事を作ること。この、3(さん)個の『み』を大切な順に並べたのが、店名の由来と聞いています」
お料理のコンセプトは、「家族のために作るごはん」。玄米を中心に、栄養価の高い旬の野菜を取り入れたお料理を日替わりで提供しています。トランス脂肪酸を避けた良質な油、無添加の麦味噌、天然塩と黒ごまを丹念に炒ったごま塩、砂糖も白砂糖は使用せず、精製度の低いきび砂糖や甜菜(てんさい)糖や甘酒などで甘みをつけるなど、調味料にもこだわっています。
「三食の中の一食でもお客様の食生活に関わることで、体と心に良い物を少しでも多くとっていただきたいと思っています。単に食事を提供するのではなく、お客様の健康に貢献したいという気持ちが大きいです。実身美で食べる一食が、日々の食生活を見直すきっかけになればうれしいですね」
栄養バランスの良い食事が大事だとわかっていても、毎食意識し続けるのは難しいもの。時にはジャンクな物で済ませてしまうこともある多忙な現代人の心身に、実身美の食事は染み渡るように感じられます。ランチにもディナーにもリピーターや常連さんが多く、平日のランチに来ている会社員が休日に家族ぐるみで来店したり、帰り際に立ち寄って家族の分と思しき弁当をテイクアウトしたりする光景も珍しくないといいます。
「毎日のようにいらしているお客様の姿が見えないと、何かあったのかな、お元気だといいなと心配になります。あるとき、常連のお客様がしばらく来店されないので案じていたら、大きくなったおなかを抱えてご主人といっしょに来てくださったことがあったんです。妊娠中でしばらくお休みしていたことがわかって安心するとともに、おなかの赤ちゃんにも食べさせたいと思ってくださったのかなと、満たされた気持ちになりました」
「家族といっしょに食べたい」「大切な人に食べてほしい」と思ってくれるのは、とても幸せなことだと伊藤さん。
「体に良い物をおいしく食べてほしいから、季節のフルーツソースを添えた豆乳プリンやグラノーラといったスイーツにも力を入れています。健康のために何かを我慢するのではなく、これまで以上に楽しみながら健康になれる食事を提供していきたいですね」
食材や調味料に加えて、実身美がこだわっているのが「酵素を活かすこと」です。
酵素は、私たちの体を作るたんぱく質であり、生命や美しさを維持する上で欠かせない物質であることを知っている人は多いでしょう。しかし、体内で一生のうちに作られる酵素の量は有限で、年齢とともに減少していきます。そのため、酵素を多く含む食べ物をとって補う必要があるのです。
酵素は、生の野菜やフルーツ、発酵食品に多く含まれています。上手に摂取するコツは、非加熱のまま食べること。生の食品に含まれる酵素は熱に弱く、加熱するとたんぱく質が変性して本来の働きを失ってしまうからです。特に、にんじんや玉ねぎ、大根といった野菜は、すりおろして食べると酵素が活性化してより効果的だといわれています。
そこで、実身美が開発したのが「酵素ドレッシング」です。旬の生野菜をすり下ろし、野菜や果物本来の味と色を活かして作られたドレッシングは、内容量の60%が生の有機玉ねぎで、化学調味料・保存料無添加。非加熱製法なので、生野菜の酵素を活かしたドレッシングともいえます。
「一本いっぽん、心を込めて手作りしています。プレーン、有機人参、紫キャベツ、生姜、バジル、ビーツの定番商品に、季節のフルーツや野菜を使った限定品もご用意しています」
多くの方が、酵素ドレッシングを見て驚くのは、その鮮やかな色です。ビーツは美しいピンク色、有機人参は深みのあるオレンジ色で、食卓を華やかに彩ります。揚げ物にかけたり、鍋のつけダレとして使ったりと、野菜サラダにかける以外にも多様な使い方ができるのもポイントでしょう。
「春のいちごや夏のパインといった果物シリーズは、白身魚にもよく合います。バターの代わりにトーストに塗ってもおいしいですよ。国産大豆100%の豆乳で作った『豆乳マヨ』と、バジルを合わせて使うのが私のおすすめです。
酵素ドレッシングに使う野菜は、アメリカ国立がん研究所が公表したがん予防効果の期待できる約40種類の食品のうち、効果の高いといわれる物を中心に取り入れるようにしています。直接お店にいらしていただいた方以外にも、ドレッシングを通じて、皆さんの健康づくりのお手伝いができればうれしいです」