マルコメ株式会社（本社所在地：長野市安茂里883、代表取締役社長：青木時男）は、PRの業界メディア『PRWeek』が主催する｢PRWeek Awards Asia 2015｣において、当社のプロモーション・キャンペーン「Marukome: Rocking out with miso soup!」（「ロックを聴かせた味噌汁」）がコーポレート・ブランディング・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー（金賞）、ジャパン／コリアPRキャンペーン・オブ・ザ・イヤー（金賞）、コンシューマー・ローンチ・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー（銀賞）を受賞したことをここにご報告申し上げます。
今年で14年目となった「PRWeek Awards Asia 2015」には、31のキャンペーン・カテゴリー、6つの人物を賞するカテゴリー、8つのエージェンシー・カテゴリーがあり、地域内16カ国から625件の応募がある中、当社のキャンペーンは、アジア地域の企業、エージェンシーから選ばれた68人の審査員によって審査されました。キャンペーン・カテゴリーの中には、日本と韓国から応募のあったキャンペーンを対象とする、「ジャパン／コリアPRキャンペーン・オブ・ザ・イヤー」があり、当社のキャンペーンは同カテゴリーにおいて金賞を受賞しました。
当社は、この受賞を、直面していた課題に対し、新たな目線で臨み、大胆な施策をとったことがこの度の評価につながったものと考え、今後も既成概念にとらわれず、様々な課題に取り組んでまいります。

味噌汁's監修 ロックを聴かせた味噌汁

受賞概要

キャンペーン名	「Marukome: Rocking out with miso soup!」
企業名	マルコメ株式会社
受賞カテゴリー	コーポレート・ブランディング・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー（金賞） ジャパン／コリアPRキャンペーン・オブ・ザ・イヤー（金賞） コンシューマー・ローンチ・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー（銀賞）

受賞キャンペーン「Marukome: Rocking out with miso soup!」（「ロックを聴かせた味噌汁」）について

日本食の代表的な存在である味噌は、国内消費量が食習慣の変化にともない過去40年間の間に半減し、深刻な“味噌離れ”といえる状況に置かれています。この事実は、160年の歴史を持つ当社にとって大きな課題でした。特に若者層に、味噌は「古くさい」と思われるようになり、昔ながらの製品からくるブランドイメージにより大学生の採用活動も苦戦を強いられていました。
当社はその大きな課題に向きあうため、若者を対象とした味噌汁の大胆なリブランディング・キャンペーンを展開することにしました。若者の間で味噌をもう一度身近な存在にし、魅力的な商品を作り出す企業として、学生の関心を高めるためにはどうすればよいかを考え、若者と親和性のあると思われるロックミュージックに着目しました。
そこで若者に人気のあるロックバンド「味噌汁’s」と組み、味噌の発酵プロセスでロックを聴かせ、菌を刺激した、世界初の『ロックを聴かせた味噌汁』を開発しました。黒縁メガネと付け髭の変装がトレードマークの「味噌汁’s」に合わせて、当社の有名なマスコット「マルコメ君」も創業以来初となる、モヒカン姿のロックスタイルという思い切ったイメージチェンジを行いました。また、ロックフェスティバルで味噌汁ブースを出店し、若者たちの意見を製品開発に取り入れたり、原宿に期間限定ストアをオープンしたりするなど、ターゲット層との接点を次々と開拓していきました。さらに、新製品にはロックをダウンロードできるQRコード付きカードを封入し、味噌汁を飲みながらロックを楽しめるようにしました。
これら一連の活動は多くのニュースメディアで報道され、SNSでも話題になりました。インターネット通販「楽天」では商品が売り切れ、大手コンビニエンスストアがこの新製品の取り扱いを決定。マルコメの採用情報ページの閲覧数も191%増となりました。

「PRWeek Awards Asia」について

今年で14回目となったPRWeek Awards Asiaは、『PRWeek』、『Campaign』など、マーケティングの専門メディアを出版するヘイマーケット・メディアが主催するPRの業界賞です。