2020年12月7日
マルコメ株式会社
マルコメ株式会社(本社:長野市、代表取締役社長:青木時男)は、プラス糀 糀甘酒のイメージキャラクター、女優・創作あーちすと のんさんが主役の映画『私をくいとめて』(大九明子監督、12月18日公開予定)とのコラボレーション企画「恋愛発酵学会」が雑誌『anan』(マガジンハウス出版)と「発酵恋愛」の実態を調査、「発酵恋愛白書」として発表します。
Key Findings
➀ 時間:付き合うまでは「スピード発酵」よりも「じっくり発酵」が多数派!
恋をしてから付き合うまで「3か月以上」かける人は59.4%で、「スピード発酵」より「じっくり発酵」が好まれる傾向
恋を慎重に進めたい理由は、1位「自分に合う相手か見極めたい」(51.9%)
2位「失敗したくない」(45.5%)
② 湿度・温度:付き合う前、自分と相手の「生活のペース」や「LINE等」のコミュニケーションスタイルから2人の温度感=価値観をチェック。
付き合うまでの期間で相手について知りたいことの1位は、「自分の生活ペースと合いそうか」(41.3%)
付き合う前のやり取りの「頻度」や「内容」で相手を嫌だと感じるものの1位は、「実際に会う」・「電話」をおさえて「LINE等」
③ 周辺の環境:おひとりさま女性の3割は、恋愛の悩みを「自分自身への問いかけ」で解消
恋愛における悩み相談の相手として、1位「友達」(51.3%)となった一方、
2位に「自分自身に問いかける・会話する」(30.7%)がランクイン
④ おひとりさま女性の6割以上は、
「おひとりさまもいいけど、恋愛したい!」
付き合う前と後のいずれにおいても、
相手について最も重視することは「性格」・「価値観」・「自分に対する好意」の順
「発酵恋愛」の良いところは、「相手をよく知ってから付き合う安心感」と「気持ちが冷めづらく、長く付き合っていける」こと。
恋を育む過程で二人がやり取りする時間や温度、湿度(手間)、周辺の環境など(助言)という3大要素のバランスが重要であるという考えのもと、じっくりと丁寧に育てる恋愛を「発酵恋愛」と定義。本調査では、恋をして付き合うまでの期間や結婚に至る「発酵期間」における、おひとりさま女性の「発酵恋愛」の実態を明らかにしました。
コラム
新型コロナが恋愛事情に及ぼす変化…4人に1人が「影響あり」
新型コロナウイルス感染拡大が恋愛に変化を及ぼしたと回答した人は25.7%で、具体的な変化は「会える時間を大切にするようになった」(26.0%)、「恋人がほしくなった」(26.0%)が最多。
トレンド評論家・牛窪恵さんに聞く
「発酵恋愛」に関する調査で見えてきた withコロナ時代の恋愛のカタチ
今の25~35歳女性は物心ついたときからほぼずっと「不況」の時代を生きてきました。 多くが「ゆとり世代」、別名、世の中を悟りきった「さとり世代」とも呼ばれる彼女たちは、高級車やラグジュアリーな住まいより、カーシェアリングやリノベーションした古民家など堅実なものへの憧れが強い。上の世代からは「若いのに悟りきって、消費をしない」「なぜ恋愛しないのか」と揶揄されてきましたが…決してそうではありません。バブル期のような、一過性の派手な恋愛や消費をしなくなっただけで、 温かな繋がりや価値観が近い人々との関係性を、じっくり育みたいとしてきた世代なのです。
そして今年、withコロナの時代になり、彼女たちの多くが一緒にいて癒されるような相手、価値観が近い相手、そして自分を温かく見守り、大切にしてくれる相手と共に生活したい、そういう異性と恋愛・結婚したいとの感覚を、いっそう強くしました。私がコロナ禍の取材で多く聞いたのは、「いままで会えるのが当然と思っていた異性とも、会える時間が貴重に感じられる」「身近にいる大切な男性との関係性を、ゆっくり深めたい」といった声。ゆっくりじっくり丁寧に、足元の愛を育んでいきたいとする感覚は、まさに 「発酵恋愛」 と言えるでしょう。
今回の調査結果でも、はっきりその傾向が見られます。まず、 付き合うまでに3か月以上かける「じっくり発酵」派は約6割で、相手をゆっくりじっくり見極めたいとの思いが透けて見えます。また、付き合う前に最も重視するのは、1位から順に 「性格」「価値観」「自分に対する好意」 で、その時期、相手と一緒に行いたいことも、1位が 「ご飯を一緒に食べる」 (約6割)、2位は 「たくさん連絡をとる」「たくさん会う」 (いずれも約3人に1人)でした。この結果からも彼女たちおひとりさま女性が、 いかに堅実で慎重か 、そして年収やルックスといったスペックや外見より、自分との価値観が合う・合わないを、日常の中で確認したい、その相手との関係性をじっくり深めて育てていきたいと考えているかがわかります。
そして今回の調査で最も驚いたのは、25~35歳のおひとりさま女性のうち、 恋愛の悩みを「自分自身への問いかけ」で解消したい女性が3割以上もいたことです。恋愛にスピード感を求めると、つい自分と縁遠い第三者に助言を求め、素早くラクに解決しようとします。でも調査では、自分自身に問いかけ、じっくり考えて相手を選ぼうとする女性が3割超もいる。彼女たちは自分の内面に、悩みを経験に変えて育んでいけるだけの「発酵力」 を備えているのでしょう。
withコロナ時代は、不安で誰かと共にいたい一方で、ソーシャルディスタンスが求められる時代。大勢の相手と一同に会し、一過性でスピーディな出逢いを探すのではなく、 身の周りの人とゆっくりじっく時間をかけて向き合い、みずからが持つ「発酵力」で、運命の相手を見つける時代です。その意味でも、おひとりさま女性の「発酵恋愛」は、時代に合っていると言えるのではないでしょうか。
牛窪 恵(うしくぼ・めぐみ)
1991年、日大芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。フリーライターを経て、2001年4月、マーケティングを中心に行う(有)インフィニティを設立。2019年3月、立教大学大学院(MBA)・博士課程前期修了。トレンド、マーケティング関連の著書多数。「おひとりさま(マーケット)」(2005年)、「草食系(男子)」(2009年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネート。 NHK総合 「所さん!大変ですよ」、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」、日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」、毎日放送「ミント!」他でコメンテーター等を務める。代表作 『おひとりさま」マーケット』、『独身王子に聞け!』(日本経済新聞出版社)、 『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』(講談社)、 『恋愛しない若者たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) 等。 12月10日『若者たちのニューノーマル~Z世代、コロナ禍を生きる』が日経BPより発売予定。
映画『私をくいとめて』 作品情報
- 公開日
- 2020年12月18日(金)
- キャスト
- のん・林遣都・臼田あさ美・若林拓也・前野朋哉・
山田真歩・片桐はいり・橋本愛 他 - 原作
- 綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
- 監督・脚本
- 大九明子
- 音楽
- 髙野正樹
- 劇中歌
- 大滝詠一「君は天然色」(THE NIAGARA ENTERPRISES.)
- 公式サイト
- kuitomete.jp/
<あらすじ>
30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子。彼女がひとりでも楽しく生活できている理由は、脳内に相談役「A」がいることだった。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたそんなある日、みつ子は年下の営業マン・多田くんに恋をしてしまう。彼と両思いだと信じるみつ子は、20代の頃のように勇気が出せない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出していく。
恋愛発酵学会とは
プラス糀 糀甘酒のイメージキャラクター、のんさんが主役の映画『私をくいとめて』の公開を記念した企画として11月24日(火)に始動。目的は発酵視点で恋を研究、応援することです。さまざまな活動を通じて、恋を育む過程で二人がやり取りする時間や温度、湿度(手間)、周辺の環境など(助言)による発酵の重要性を考えていきます。
特設サイト:https://renaihakko.org
※恋愛発酵学会はプロモーション用の企画です。
恋愛発酵学会ステートメント
恋の鍵は、発酵にある。
恋が実るかには、ふたりがやりとりする時間、温度、湿度、周辺の生態系が関係する。
これを、恋における発酵と名付けたい。恋の不思議は、発酵の不思議に似ているのだ。
価値観のすり合わせが大切なこの時代、顔や体型以上に発酵力がますます重要に!?
という考えのもと、発酵視点で、恋を研究、応援しています。
<発酵恋愛の3大要素>
1. 時間について
➀ 恋のはじめ方は「時間をかけてじっくりと発酵」が多数派
おひとりさま女性に恋愛のはじまりについて聞いたところ、「一目惚れ」が多い人(33.7%)が約3割に対し、「時間をかけて恋愛に発展」することが多い人(62.7%)は6割を超え、多数派であることがわかりました[図1]。
また、恋をしてから付き合うまでの期間について、「時間をかけて慎重に進める」タイプは「あてはまる」(22.0%)、「ややあてはまる」(40.3%)の合計が62.3%となり、じっくりと恋愛を進める女性が多いことがわかりました[図2]。
② 慎重に恋を進めたい理由は
「自分に合う相手か見極めたいから」
慎重に恋を進めるタイプと回答した187人にその理由を聞いたところ、1位は「自分に合う相手か見極めたいから」(51.9%)、2位「失敗したくないから」(45.5%)、3位「変な人につかまりたくないから」(35.8%)となり、付き合うことを急がず、慎重に相手を見てトラブルを予防したいという理由が多いことがわかりました[図3]
③ 恋をしてから付き合うまで
「3ヵ月以上」かける女性が6割
恋をしてから付き合うまでにかける期間は、「数週間」(12.3%)、「1ヵ月程度」(21.3%)の「スピード発酵」タイプが約3割となった一方、「3ヵ月程度以上」の合計は59.4%と約6割となり、「じっくり発酵」派が多いことがわかりました[図4]。
「3ヵ月程度以上」と回答した人にこの期間の長さについて聞いたところ、「適当な長さだと思う」(53.9%)と半数以上が満足しているようです。「長いと思う」の合計は36.5%、「短いと思う」の合計は9.6%となりました[図5]。
④ 恋をしてから付き合うまでの理想の期間は「3ヵ月程度以上」が半数で、「じっくり発酵」派がやや多い
恋をしてから付き合うまでの「理想の期間」も、「3ヵ月程度以上」と回答した人が50.7%と半数を超える結果となり[図6]、実際にかかっている期間も「3か月以上」が約6割だった[図4]ことから、「じっくり発酵」タイプの理想は実現されていることが多いようです。
一方、「好きになったらすぐにでも」(23.7%)、「1か月程度」(22.7%)も合わせると46.7%となり、「スピード発酵」タイプの女性も4割を超えました。
さらに「付き合ってから結婚までにかけたい期間」を聞くと、最も多かった回答は「1年~3年程度」(33.3%)で、付き合ってから結婚までの「発酵期間」の理想も「じっくり派」がやや多いといえます[図7]。
⑤ 慎重に恋を進めるメリットは
「相手を深く知ることができる」、
リスクは「付き合うきっかけを逃す」こと
恋は慎重に進めるタイプが6割を超えましたが[図2]、恋をしてから付き合うまでに時間をかけた場合のメリットを聞いたところ、1位「相手の人柄をより深く知ることができる」(64.0%)、2位「相手の生活スタイルを知ることができる」(41.0%)となり、付き合う前に相手のことをより深く知りたいと考える女性が多いことがわかました。3位には「一時的な気持ちの盛り上がりなのかどうかを確認できる」(37.0%)が入り、自分も相手も一時の感情ではないことを確かめたいという声も約4割となりました[図8]。
時間をかけて進めた場合のデメリットとしては、2位「自分の恋心が冷めてしまう」(31.7%)、4位「相手の恋心が冷めてしまう」(26.7%)と、お互いの気持ちが離れてしまうこと、3位「別の人に取られてしまうことがありそう」(27.0%)などが挙げられ、1位の「結局付き合うきっかけを逃してしまう」(45.3%)リスクが考えられるようです。一方、「デメリットはない」(21.0%)との回答も2割を超えました[図9]。
<発酵恋愛の3大要素>
2. 温度・湿度(手間)について
➀ 付き合う前: 知りたいこと1位「生活ペースが合うか」。
相手としたいこと1位「ご飯を一緒に食べる」
付き合うまでの期間で相手について知りたいことの1位は「自分の生活ペースと合いそうか」(41.3%)、僅差で2位は「自分に対する好意があるか」(39.3%)の2つが約4割の回答を集めました[図10]。具体的な内容として、「仕事・家事・育児の考え方」(33歳)といった結婚も視野に入れた生活ペースや価値観、「LINEの頻度」(27歳)や「笑いのツボ」(33歳)、「お金の使い方」(26歳)といった相性も大事だと考える人が多いことがうかがえる声が寄せられました。
付き合うまでの期間で相手と一緒に行いたいことを聞くと、「ご飯を一緒に食べる」(57.7%)が6割近くの女性が回答し、1位になりました。「たくさん連絡をとる」(33.7%)、「たくさん会う」(33.7%)は同率で2位となり、ともに時間を過ごす中で相手のことをより深く知りたい考える人が多いようです[図11]。
② 付き合う前: 相手とのやり取りでは「会う・電話」の頻度より、
「LINE」の頻度の相性が大事!
付き合う前の相手とのやり取りの「頻度」において、相手を嫌だと感じたことの1位は、「メッセージ・チャット・LINE等の頻度が多すぎたり、少なすぎる」(36.3%)で、2位「会う頻度」(22.3%)、3位「電話の頻度」(21.3%)と比べ、オンラインでのメッセージがやり取りの主な手段となっており、その頻度の相性が大切であることがうかがえます[図12]。実際のエピソードでも、「毎日LINEをされて、自分の時間が取れなくてストレスだった」(33歳)、「メッセージが少ないと寂しい」(25歳)などから、連絡の多さ・少なさも人によって適切な頻度があることがわかります。また、「付き合って間もないのに旅行に誘われた」(30歳)、「なにかとプレゼントをくれるのがストレス」(28歳)など、相手との温度感の違いを嫌だと感じたという声も寄せられました。
<付き合う前、相手とのやり取りの「頻度」で相手を嫌だと感じたエピソード>(自由回答)
- ・「用事や仕事で忙しい時に「会いたい」と言われ負担に。無理をしてでも会いに行くかで愛情をはかっているようで嫌気がさした」(33歳)
- ・「毎日LINEをされて、自分の時間が取れなくてストレスだった」(33歳)
- ・「付き合ってないのに旅行に誘われた」(30歳)
- ・「メッセージが少ないと寂しい」(25歳)
- ・「電話を毎日したがるのが嫌」(34歳)
- ・「なにかとプレゼントをくれるのがストレス」(28歳)
③ 付き合う前: 相手を嫌になる場面は「LINEの感覚の違い」や
「他者への態度」、「食事マナー」等
付き合う前の相手とのやり取りの「場面」で、相手を嫌だと感じてしまうことの1位は「メッセージ・チャット・LINE等」(29.7%)で、約3割が回答しました。2位の「実際に会う」(21.7%)場面より8.0ポイント多く、付き合う前のメッセージのやり取りは、その頻度だけでなく、メッセージの内容も恋の発展に大いに影響しているといえそうです[図13]。
実際のエピソードでは、「連絡をとりはじめてすぐにどんどん質問攻めのLINEを送ってきた」(25歳)といった相手の姿勢であったり、「絵文字の使い方が気持ち悪かった」(29)など、相手からのメッセージ内容に嫌気がさしてしまったという声が多く寄せられました。実際に会った際の「スーツの時はよかったのに私服がダサかった」(26歳)などの服装にがガッカリしてしまったという声、食事の際には「店員さんへの強気な態度と対応」(27歳)などのように、他者との接し方や、「くちゃくちゃと音をならして食べていた」(25歳)といったマナー面で嫌だと感じる体験をした女性も多いようです。
<付き合う前の、相手とのやり取りの「場面」で嫌だと感じたエピソード>(自由回答)
- ●メッセージ・チャット・LINE等
- ・「連絡をとりはじめてすぐにどんどん質問攻めのLINEを送ってきた」(25歳)
- ・「絵文字の使い方が気持ち悪かった」(29歳)
- ・「顔文字だらけのLINE」(30歳)
- ●実際に会う場面
- ・「相手の行きたいお店や場所ばかりで、合わせるのに疲れてしまった」(33歳)
- ・「いかにも”お母さんが買ってきました!”という感じの服装で嫌だったことがある」(28歳)
- ・「スーツの時はよかったのに、私服がダサかった」(26歳)
- ・「愚痴を聞いてくれると言いながら結局聞いてくれない。相手の意見を述べるのみで共感をしてくれない」(33歳)
- ●食事に行く場面
- ・「店員さんへの強気な態度と対応が嫌だった」(27歳)
- ・「くちゃくちゃと音をならして食べていた」(25歳)
<発酵恋愛の3大要素>
3. 周辺の環境について
➀ 恋愛の悩み相談相手は「友達」が5割の一方、
「自分自身に問いかける」おひとりさま女性も3割
付き合う前も付き合った後も、恋愛の悩みが発生した場合に誰に相談するかを聞いたところ、1位「友達」(51.3%)が最も多かった一方で、2位には「自分自身に問いかける・会話する」(30.7%)が入り、おひとりさま女性の3割が恋愛の悩みは「もうひとりの自分」に問いかける形で冷静に自分自身を見つめ、答えを出していることがわかりました[図14]。
具体的な方法としては、「ノートに書いて振り返る」(33歳)と、文字にしてみるタイプや、「ひとつひとつ自分に質問をしていき、解決できた」(34歳)、「自分の本音がわかり、自己解決した」(31歳)と、脳内で自分自身とじっくり対話することで進むべき道を導き出すタイプなど、それぞれの方法で自分と向き合い、悩みを解決する様子がわかりました。
<恋愛の悩みを「自分自身に問いかける・会話する」で 解消したエピソード>(自由回答)
- ・「ノートに書いて振り返る」(33歳)
- ・「一人の時に冷静になって深く考えることで、正しい判断ができた」(25歳)
- ・「自分の本音がわかり、自己解決した」(31歳)
- ・「ひとつひとつ自分に質問をしていき、解決できた」(34歳)
- ・「最終的に決めるのは自分」(31歳)
- ・「好きじゃないことに気づいて別れた」(33歳)
- ・「『〇〇が気になる…』などを考え始めるとキリがないので、全てを受け入れられる相手を探そうと思った」(30歳)
<調査概要>
■調査手法 インターネット調査
■調査対象 全国の25〜35歳の未婚女性300人
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
恋愛について
➀ 「おひとりさまもいいけれど…
恋愛したい!」女性が6割を超える
付き合っている人がいない時、「おひとりさまもいいけど、やっぱり恋愛がしたい」と思うかを聞いたところ、「よくある」(29.7%)、「ややある」(33.3%)を合わせると63.0%となり、6割以上の女性が「おひとりさまもいいけど恋愛したい」と思うことがあると回答しました。
「あまりない」(20.0%)、「全くない」(17.0%)も合わせて37.0%と、約4割の女性が「おひとりさまライフ」を楽しんでいる様子がうかがえる一方で、「恋愛したい」と考える女性が多数派であることがわかりました[図15]。
② 「安心感」・「冷めにくい」
…発酵恋愛の魅力
「発酵恋愛」の良いところは何かを聞くと、「相手のことをある程度よく知ってから付き合える」(30歳)、「危ない人じゃないかどうか確認できる」(29歳)などのように、相手をよく知ってから付き合うことで得られる安心感を挙げる声が多く寄せられました。
また、「少しずつ気持ちが上がるので、冷めない」(33歳)と、じっくりと発酵したお互いの気持ちの確かさから、長く付き合うことができるという点も「発酵恋愛」の良さとして挙げられました。
<発酵恋愛の良いところ>(自由回答)
- ・「相手のことをある程度よく知ってから付き合える」(30歳)
- ・「信頼関係を築いてからの方が別れても仲良しのままでいられそう」(28歳)
- ・「安心感を覚えてから付き合いたい」(29歳)
- ・「危ない人じゃないかどうかを確認できる」(29歳)
- ・「少しずつ気持ちが上がるので、冷めない」(33歳)
- ・「相手の悪いところもわかるので、付き合ってからガッカリしない」(32歳)
③ 付き合う前も後も、相手の「性格」を最重要視。
一方、「ルックス」の重視度は付き合った後に急落
付き合う前に相手について最も重視することは、1位「性格」(64.3%)、2位「価値観」(48.0%)、3位「自分に対する好意」(37.7%)でした。4位「お金の使い方」(24.3%)、5位「ルックス」(22.7%)も、2割以上が重視しています[図16]。
付き合った後に相手について最も重視することでは、1位~4位までの順位は「付き合う前」と同様となりました。1位「性格」(60.3%)が4.0ポイント減少した一方で、2位「価値観」(52.0%)が4.0ポイント増、3位「自分に対する好意」(39.3%)が1.6ポイント増、特に4位の「お金の使い方」(34.7%)は10.4ポイント増加しており、付き合う前後での重視度の差がみえる結果となりました。また、「付き合う前」には5位だった「ルックス」は、「付き合った後」にはランク外で、7.7%と15.0ポイント減少しており、付き合った後にルックスを気にする女性はぐっと減るようです。付き合った後の5位は「ルックス」に代わり、「振る舞い」(24.3%)がランクインしています[図17]。
Column.
新型コロナウイルスが恋愛に与えた影響
➀ 新型コロナウイルスは、4人に1人の恋愛に変化を及ぼした
コロナ禍での恋愛は、どのように変化しているのでしょうか。自身の恋愛に新型コロナウイルスが与えた影響があったかを聞いたところ、「とてもある」(10.0%)、「ややある」(15.7%)を合わせて25.7%と、4人に1人のおひとりさま女性の恋愛に何らかの変化が及ぼされたことが明らかになりました[図18]。
② コロナ禍での恋愛に変化: 「会える時間をより大切にするようになった」、「恋人が欲しくなった」
コロナ禍で恋愛が変化したと回答した人に具体的な内容を聞いたところ、「会える時間をより大切にするようになった」(26.0%)と「恋人が欲しくなった(なると思う)」(26.0%)が同率1位で、4人に1人が感じており、コロナ禍で人恋しさや恋人とのつながりの大切さを実感している様子がわかります。3位には「マッチングアプリを利用するようになった(なると思う)」(20.8%)が入り、5人に1人は出会いのための具体的なアクションを起こしているようです。
4位「会う頻度が少なくなって、関係がうまくいかなくなった(なると思う)」(18.2%)も約2割が回答していることから、ネガティブな影響も少なからず及ぼされている様子がわかります。
一方、5位「焦らずゆっくり進めていこうと思うようになった(なると思う)」(16.9%)のように、「じっくり発酵」がより深まる様子や、7位「結婚を考えるようになった」(15.6%)のように、より将来を見据えて相手との関係を考えるようになるなど、いまだかつてない日常の変化が恋愛にもたらした影響は、多岐にわたることがわかりました[図19]。
<付き合うまでの期間で、相手について知りたいこと>(自由回答)