NEWS RELEASE

2022年1月5日

マルコメ株式会社

ギルトフリーやミートショックで注目が集まる「第4のお肉」 ~ 2月9日は「肉の日」~
未来の肉を考える大豆ミート調査報告
・食べた人の7割弱が今後も食事に取り入れたいと回答 ・6割以上が畜肉と大豆ミートを両方食べるフレキシタリアン
という実態も明らかに

マルコメ株式会社(本社:長野市、代表取締役社長:青木時男)は、2月9日「肉の日」に向けて未来の肉を考えるきっかけになればと、昨今「第4のお肉」として注目が集まる大豆ミート(大豆のお肉)に関する生活者の意識
調査を行いました。

調査概要

第4のお肉として注目を集めている大豆ミート。当社は2015年から「ダイズラボ 大豆のお肉」シリーズを販売しています。今回の調査で大豆ミートに対する満足度や喫食ニーズ、普段の食事での割合や試していない人のハードルなどが明らかになりました。大豆ミートを知っている人のうち、購入経験のある人は約3割ですが今後の使用意向は全体の7割近くにのぼり、ギルトフリーのニーズやミートショックなどをきっかけに今後も選択肢の一つとして取り入れる人が増加する可能性を示唆する結果となりました。

大豆ミートの購入経験

大豆ミートを知っている人の中で購入経験のある人は36.1%。

【Q】あなたは、大豆で作ったお肉(大豆ミート)や大豆で作ったお肉(大豆ミート)を使用した 食品を購入したことがありますか。(単一回答)

大豆ミートの購入動機

購入動機の1位は「低脂質高たんぱくでヘルシーだから」(74.2%)、2位「食物繊維が豊富だから」(45.7%)、3位「環境に優しいから」(20.8%)、4位「食糧問題を意識して」(20.2%)がランクイン。栄養面の理由に次いで、地球環境や食糧問題を意識した理由がそれぞれ2割以上に。防災意識の高まりから「防災の備蓄食材になるから」(8.3%)という意見も。

【Q】大豆で作ったお肉(大豆ミート)を購入したことがあると答えた方にお聞きします。大豆で作ったお肉(大豆ミート)を購入した理由を教えてください。(複数回答)

大豆ミートを最初に食べた時の感想・満足度

大豆ミート喫食者の73.6%がお肉に似ていると回答、75.6%が満足していると回答しています。

【Q】大豆で作ったお肉(大豆ミート)を最初に食べた感想に近いものを教えてください。(単一回答)

【Q】大豆で作ったお肉(大豆ミート)を最初に食べた満足度を教えてください。(単一回答)

大豆ミートを食べた場所

内食の「家庭で調理して(してもらって)食べた」(60.6%)が最も多く、中食「外で惣菜や弁当を買ってきて家庭で食べた」(30.0%)や外食「カフェやレストランなどの飲食店で食べた」(29.6%)の倍という結果になっています。

【Q】あなたは、大豆で作ったお肉(大豆ミート)をどこで食べましたか。(複数回答)

大豆ミートを最初に食べた時期

最初に食べたのは2020年以降と答えた人が47.8%と約半数に。コロナ禍で、日々の食事を通じて健康を維持したい意識が高まった結果、大豆ミートを試す人が増えている可能性も要因の1つとして考えられます。

【Q】あなたが、大豆で作ったお肉(大豆ミート)を最初に食べたのはいつ頃か教えてください。(単一回答)
※覚えていない方も、最も近いと思われる選択肢をお答えください。

喫食経験者の大豆ミート習慣

大豆ミート喫食経験者のうち大豆ミートを習慣化していない人は30.8%で、畜肉を食べない人は5.6%でした。一方、畜肉と大豆ミートを組み合わせるフレキシタリアン(ゆるベジタリアン)の食事習慣は、6割を超えることが明らかになりました。

【Q】普段の食事の中で、牛・豚・鶏のお肉と大豆で作ったお肉(大豆ミート)を食べる割合を教えてください。(単一回答)※牛・豚・鶏のお肉:大豆で作ったお肉(大豆ミート)で、全体の比率を【10】としたそれぞれの割合をお答えください。

今後の大豆ミート使用意向

大豆ミートの認知者全体で68.6%が今後も食事に取り入れていきたい(みたい)と回答。また、大豆ミート喫食経験者の8割弱(78.2%)が「今後も取り入れたい」と継続意向を示し、非喫食経験者の6割弱(59%)が「今後取り入れてみたい」という結果に。大豆ミートを食べたことがない人(非喫食経験者)の食べたくない理由は1位「肉の方がおいしい」(56.6%)に次いで、2位「使い方が分からない」(39.5%)、3位「レシピが分からない」(12.2%)という声がありました。

【Q】大豆で作ったお肉(大豆ミート)を(今後も)食事に取り入れてみたいと思いますか。(単一回答)

輸入肉の高騰と大豆ミート

最近の輸入肉の高騰(ミートショック)をきっかけに注目するようになった人が54.8%と半数以上にのぼりました。性年齢別では20代男性(64.3%)、30代男性(63.9%)が平均より10ポイント以上の差をつけて突出していました。最近のニュースをきっかけに注目するようになった20~30代男性が多いと推測されます。

【Q】最近の輸入肉の高騰(ミートショック)を機に、大豆で作ったお肉(大豆ミート)に注目するようになりましたか。(単一回答)

このほか、自由回答では次のような意見もありました。

「家族が大豆で作ったお肉だと気が付かなかった」
「学校給食で食べた」
「企業給食のメニューにあった」

産業給食の分野でも大豆ミートの採用が少しずつ増えています。また、学習指導要領の改訂で学校の教科書にもSDGsが加わり、食に対しても「エコ・サスティナブル」といったニーズが少しずつ顕在化してきました。今回の意識調査で明らかになった食習慣における変化の兆しを、今後の商品開発に活かしていきます。

●調査時期:2021年11月
●調査方法:インターネット調査
●調査対象:全国の20~69歳男女1,000人(大豆ミート認知者、うち喫食経験者500人(過去一度でも食べたことある・購入していなくてもOK)、喫食未経験者500人)

報道関係者
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