生みそと即席みそ汁のカテゴリーで売上No.1^※の料亭の味ブランドは業界に先駆けて発売しただし入りみそとして、1982年にお客様の声から生まれました。多様化するライフスタイルやニーズに応じて、液状タイプの液みそ、無添加みそ、フリーズドライの顆粒みそまで、幅広いラインアップを展開しています。料亭の味アニメCMシリーズは、2014年から「みそ汁のある風景には家族の絆、あたたかさが存在する」というコンセプトのもと、家族をテーマにブランドの世界観を表現して、これまで12作品をリリースしてきました。

※出所：インテージSRI+「生みそ市場・即席みそ汁市場（吸物を除く）販売金額」（2023年4月-2024年3月）

13作目となる今回の「料亭の味　料理ってすごいね篇」も過去12作品と同じく、アカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞した実績もある映像制作会社のロボットに依頼しました。今作に登場するのは、料理家の栗原心平さんと小学生の息子の廉平くんです。栗原さん親子の実話をCMで再現しました。幼なじみの姉妹から「料理をごちそうしてほしい」と言われたことから、廉平くんは父、栗原心平さんにカレーの作り方を教えてほしいと頼みます。栗原さんの指導のもと、カレーとみそ汁を作ったところ姉妹は大喜び。その夜、栗原さんと一緒にお風呂に浸かりながら、「お父さん、料理ってすごいね」とおもむろに言う廉平くんに栗原さんは「今さらかよ」と呆れつつ、料理で人を笑顔にする喜びを知った息子の言葉に思わず笑みを浮かべます。料理の持つ力を知った廉平くんと料理家である自分の仕事の価値に息子が気づいてくれた喜びを感じた栗原さん親子の物語を描いています。

栗原さんがキッチンで料理をしているところに駆け寄る息子の廉平くん。「お父さん、カレーの作り方教えて」と言う廉平くんに、栗原さんは「なんだよ、急に」と驚きます。スーパーでカレーの食材を買い出しに行く栗原さん親子。豚肉を使う予定でしたが、廉平くんが満面の笑みで持ってきたのは牛肉。「僕が料理家だからって息子も料理に向いてるかと言うと、こんな調子なんだぁ」と心の中で呟く呆れ顔の栗原さん。廉平くんには幼なじみの姉妹がいて「廉平くんも上手なんでしょ、料理？ごちそうしてほしいなぁ」と言われたことからカレーを作ることに。栗原さんの指導のもと、廉平くんは不慣れな様子ながら、真剣な表情でカレーを作ります。栗原さんは作り方を教えるのみで手は出さずに見守っています。工程をひとつこなすたびに目の色が変わっていく廉平くんを見て栗原さんは「こんな顔、するんだな」と感慨深げ。カレーを作り終え、姉妹に「栗原家の大喜びカレーとオクラと豆腐のおみそ汁です！」と張り切って差し出す廉平くん。「すごーい！」「おいしい！」と喜んで食べる姉妹に廉平くんは思わず照れ笑い。窓の外には、そんな3人の様子を温かい眼差しで見つめる栗原さんの姿が。その夜、一緒にお風呂に浸かる栗原さん親子。廉平くんはおもむろに「お父さん、料理ってすごいね」と一言。父として「今さらかよ」と呆れつつ、おいしい料理で大切な人を笑顔にする喜びを知った息子の成長に、思わず笑みを浮かべる栗原さんなのでした。

今作は当社とご縁のあった料理家、栗原心平さんを主人公に描きました。リアリティを追求するため、何度かインタビューや打ち合わせを重ね、栗原さんのほぼ完全な実話のストーリーが仕上がりました。カレーの作り方も資料動画を見るだけでなく、実際に制作スタッフ皆で栗原さんの事務所へお伺いして、材料、調理器具、所作の細かい部分まで確認しました。その際に振る舞われたカレーはとても美味しかったです。作中に出てくる猫も、実際に栗原さんが飼われている可愛らしい猫です。主人公（本人役）の声はご本人が担当されましたが、とてもお上手でセリフ収録もスムーズに進行しました。栗原さんのお人柄にスタッフも癒され、笑顔の絶えない現場となりました。子どもの成長にグッとくる親目線、リアルで温かな物語を感じて欲しい作品です。