味噌は、日本を代表する発酵食品であり、「味噌は三礎(みそ)」という諺があるほど、古くから多くの可能性を秘めた食品だと考えられてきました。三礎とは、「味礎」味の基となり、「身礎」健康維持の基であり、「美礎」美しさの基であるという意味です。
マルコメは多くの研究を行う中で、味噌が「美の基」だと言われるゆえんについての研究も進めています。
たとえば、20〜40代女性を対象とした実験では、みそ汁を飲むと、皮膚の角層におけるセラミドを増加させるということが明らかになりました。これにより、肌の保湿状態がよくなり、キメが整うと考えられています。
さらに、20〜40代の女性を対象に糀の割合が高い味噌を摂取することによって、肌にどのような効果があるのか検証しました。その結果、糀の割合の高いみそ汁を1日2杯飲んだ女性のほうが、飲んでいなかった女性に比べ、しみの減少、頬のメラニン量の減少が認められ、しみやくすみが改善することが明らかになりました。また、「化粧ノリがよくなる」「毛穴の目立ちが改善する」など、肌の水分保持量がアップしたという実感を得られました。
摂取期間:4週間 摂取量:2杯/日 各群 n=11
頬の角層水分量
頬のシミの変化
*: p < 0.05
味噌摂取なし
味噌摂取あり
また、米糀中の成分が、肌のセラミド合成を活性化させることもわかりました。
ヒト表皮角化細胞を使った実験により、米糀が、セラミド合成酵素(βGCase)を活性化し、肌のセラミド量を増やし、肌のバリア機能を高めるメカニズムが明らかになりました(図①)。
角質層のセラミド量が増えた結果、肌の水分量が保たれ、乾燥や肌荒れから肌を守ります。
■米糀の成分がセラミド量を増やすメカニズム
食物由来のグルコシルセラミドはそのままでは、
セラミドとして機能しません。
その結果
と考えられます。
この結果から、糀が含まれる食品を毎日の食事に取り入れることで、美肌の効果が期待できることがわかりました。
今後も研究を進めていき、美肌機能を謳ったみそ汁や糀ドリンクなどの開発を目指します。
※掲載の内容は2019年1月現在のものです。